鉄道模型に客車を取り入れることで旅行の雰囲気を演出してみよう
いくつもの客車が機関車にけん引されて走る様は昭和の旅情の象徴であり、市街地から郊外の山間部、海岸線など様々な景色にマッチします。鉄道模型メーカーも年代ごとの代表的な客車を模型化しているので、ジオラマで特定の年代を再現する際に困ることはないでしょう。また、ブルートレインなどの車両は機関車とセットで販売されているため、購入してすぐに走らせることができます。一部の模型車両は内部に照明を取り付けることも可能ですから、夜間の走行を再現するのに最適です。
で客車を走らせる際は動力車になる機関車を別に用意する必要があります。本物の車両と同様に客車は自走できないためです。鉄道模型の車両は大別すると、モーターを積んでいる動力車とそれ以外の非動力車があります。新幹線のように複数の車両で編成されている場合、ほぼ中央に位置する車両が動力車として作られるのが普通です。しかし、客車は機関車にけん引されることを前提とした車両のため、モーターは搭載されていません。客車単体で購入した場合、動力車である機関車も必要になり、出費が嵩んでしまう点は注意しましょう。鉄道模型において、非動力車である客車は貨車と同じ部類として扱うのが適切と言っても過言ではありません。
客車を用いて旅行気分を楽しむならジオラマの作り方に気を配ることが大切です。風景を眺めつつも疾走する車両を堪能できるように、見晴らしが良い作りにすることを心がけましょう。
高低差を設けたり橋げたを作るなどアクセントを加えるのも旅行気分を醸し出すコツです。